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第22巻 第10号 1989年10月 [目次] [全文 ( PDF 375KB)]
特集

膵頭十二指腸切除術を採用した手術術式の現状と手術成績

二村 雄次, 早川 直和, 神谷 順一, 前田 正司, 岡本 勝司, 塩野谷 恵彦

名古屋大学医学部第1外科

 1975年10月から1988年8月までに行った149例のPD症例の手術直接成績を検討した.徹底したリンパ節,神経叢の郭清を行った拡大PD(36例)よりも通常の郭清を行った通常PD(94例)の方が膵空腸吻合部の縫合不全率が高く,手術死亡率も高かった.PDに他臓器の合併切除をすると,通常PDを行った群に縫合不全率が上昇した.拡大PDは血管を中心とした合併切除を行っても縫合不全率に変化はなかった.肝膵十二指腸切除(HPD,19例)は縫合不全率が高く,手術死亡の原因はすべて急性肝不全であった.HPD後の4年累積生存率は25.7%と予想外に高かったが,手術適応,手術中の肝機能保全対策が今後の課題である.

索引用語
膵頭十二指腸切除術, 膵空腸吻合部縫合不全, 肝膵十二指腸切除術

日消外会誌 22: 2521-2524, 1989

別刷請求先
二村 雄次 〒466 名古屋市昭和区鶴舞町65 名古屋大学医学部第1外科

受理年月日
1989年6月5日

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