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第22巻 第10号 1989年10月 [目次] [全文 ( PDF 438KB)]
特集

胃膵吻合後の膵断端の運命―内視鏡ならびに剖検による検討―

鋤柄 稔, 竹内 昌, 安西 春幸, 星野 高伸, 山崎 達雄, 小山 勇, 尾本 良三, 渡辺 宏志, 勝 建一**

埼玉医科大学第1外科, 同 第2病理, 同 第3内科**

 胃膵吻合が施行された16例について膵断端の形態学的変化を内視鏡によって分析した.術後は時の経過とともに,膵断端の胃内への突出が減じ,術後1年を越えた場合,膵断端は,周囲胃粘膜と同一レベルになった.そのうえ,こうした症例の約半数は,膵断端が胃粘膜によって完全に被覆されていた.手術から1年7か月後に剖検しえた1例では,主膵管はその開口部近くで閉塞していた.しかし,PABA排泄率,75 gO・GTT,ならびに臨床症状などからは膵の内・外分泌機能は比較的良好に保たれているように思われた.胃膵吻合の合理性を結論づけるには,さらに長期にわたる追跡,分析が必要と思われた.

索引用語
膵頭十二指腸切除, 胃膵吻合

日消外会誌 22: 2544-2547, 1989

別刷請求先
鋤柄 稔 〒350-04 埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷38-2 埼玉医科大学第1外科

受理年月日
1989年5月8日

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