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第22巻 第11号 1989年11月 [目次] [全文 ( PDF 689KB)]
原著

動注療法による胃癌肝転移例の予後に関する検討

北村 正次, 荒井 邦佳, 吉川 時弘, 神前 五郎, 粟根 康行

都立駒込病院外科, 都立府中病院

 肝転移(同時性)を伴う胃癌111例を対象として臨床病理学的事項1)ならびに動注療法について検討した.
 H因子別ではH1が30.6%,H2が27.0%,H342.4%であった.胃癌の肉眼型では2型38.0%,3型46.6%であり,組織型では分化型64.8%,低分化型29.6%であった.胃切除群の予後は胃非切除群より有意に良好であった(p<0.001).H1,H2,H3の予後はH3が最も悪かったが,3群間に有意差を認めなかった.胃切除・動注(+)の予後は胃切除・動注(-)より軽度良好であった.胃非切除・動注(+)の予後は胃非切除・動注(-)より有意に良好であった(p<0.01).したがって,胃原発巣とH1,H2の可及的切除,それと投与方法を工夫した肝動注および全身療法が必要と考えられた.

索引用語
胃癌肝転移, 動注療法と予後

日消外会誌 22: 2599-2605, 1989

別刷請求先
北村 正次 〒113 文京区本駒込3-18-22 駒込病院外科

受理年月日
1989年7月10日

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