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第22巻 第11号 1989年11月 [目次] [全文 ( PDF 706KB)]
原著

閉塞性黄疸下における門脈塞栓術後の肝再生に関する実験的研究

石川 正志, 余喜多 史郎, 古味 信彦, 幕内 雅敏1)

徳島大学医学部第1外科, 国立ガンセンター外科1)

 イヌに閉塞性黄疸を作成し,全肝の70%領域の門脈塞栓術を行い,門脈塞栓術後の肝再生について実験的に検討した.肝組織血流量,肝細胞ATP量は2週間の閉塞性黄疸によって術前値の約70%に低下したが,解除後2週目にはいずれも術前値に復した.また黄疸肝においても門脈塞栓術の一般肝機能検査におよぼす影響は軽微であり,黄疸が軽度あっても減黄術が適切に行われているならば,門脈塞栓術を施行してもさしつかえないと思われた.一方門脈塞栓術後の非塞栓葉の全肝重量に対する割合については,黄疸犬(40.5±4.5%)は正常犬(47.6±3.2%)に比べて有意に低値であったが(p<0.05),無処置群(30.1±4.4%)よりは有意に高値であり(p<0.01%),黄疸下でも門脈塞栓術後の肝再生は期待できるものと思われた.

索引用語
門脈塞栓術, 閉塞性黄疸, 肝再生

日消外会誌 22: 2615-2621, 1989

別刷請求先
石川 正志 〒790 松山市春日町83 愛媛県立中央病院消化器外科

受理年月日
1989年7月10日

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