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第23巻 第4号 1990年4月 [目次] [全文 ( PDF 524KB)]
症例報告

原発性早期十二指腸球部癌の3例

竹吉 泉, 井上 智博, 大和田 進, 竹下 正昭, 宮本 幸男, 川井 忠和, 泉雄 勝

群馬大学医学部第2外科

 十二指腸球部原発の早期癌症例を3例経験した.症例1:63歳男性.直腸癌術後の観察中,心窩部痛を訴えたため精査.十二指腸球部に隆起性病変を認め,生検の結果はGroup IVであった.また胃前庭部小弯にタコイボ様の病変が認められた.幽門側胃・球部切除を行なった結果,胃・十二指腸同時性重複癌であり,両方とも深達度mの高分化腺癌であった.症例2:57歳女性.胃集検で異常を指摘され精査.球部に隆起性病変を認めた.生検の結果Group Vであったため幽門側胃・球部切除を行なった.病理学的には深達度mの高分化腺癌であった.症例3:78歳男性.胃集検で異常を指摘され精査.球部~下行脚への移行部に直径2 cmの隆起性病変を認めた.生検の結果Group Vであったため幽門側胃・十二指腸部分切除を行なった.病理学的には深達度smの高分化腺癌であった.以上3症例を含め,本邦で報告された原発性十二指腸球部癌30症例について臨床病理学的に検討した.

索引用語
early carcinoma of the duodenal bulb, multiple primary carcinomas of stomach and duodenal bulb

日消外会誌 23: 894-898, 1990

別刷請求先
竹吉 泉 〒371 前橋市昭和町3-39-15 群馬大学医学部第2外科

受理年月日
1989年12月13日

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