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第23巻 第8号 1990年8月 [目次] [全文 ( PDF 641KB)]
原著

胃癌取扱い規約とUICCによる新胃癌TNM分類の比較

岡村 成雄, 今林 伸康, 中根 恭司, 大草 世雄, 朴 常秀, 広実 伸郎, 笠松 聡, 明平 圭司, 田中 完児, 日置 紘士郎, 山本 政勝

関西医科大学外科

 1)日本の胃癌取扱い規約と新TNM分類との比較検討を行った.両規約の定義には微妙に相違があるものの実際上はほとんど差を認めず,日本のデータを容易に新TNM分類に翻訳可能と考えられた.
 2)両群とも胃癌の予後判定に有用な指標であると思われた.ただ新TNM分類では予後的漿膜面因子評価の概念が取り入れておらず将来何らかの形で考慮が必要と思われた.
 3)新TNM分類は生存率の良いものから順に並べグループ分けを行っているが,生存率というものは治療の進歩によって変わりうるものであり,この点が問題と思われた.
 4)胃癌取扱い規約のstage IV症例には大きく予後の異なる組合せが含まれている.これをさらに亜分類する必要があることは一般に認められているが,どういった亜分類を用いるかは結論がでていない.しかしこうした観点からはT4の症例の一部をstage III扱いとした新TNM分類は優れた分類と思われた.

索引用語
survival rate of gastric cancer, the new TNM staging classification, the general rules for the gastric cancer study

日消外会誌 23: 2051-2056, 1990

別刷請求先
岡村 成雄 〒570 守口市文園町1 関西医科大学外科

受理年月日
1990年3月7日

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