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第23巻 第10号 1990年10月 [目次] [全文 ( PDF 460KB)]
特集

病態からみた食道胃接合部機能異常に対する手術適応

河野 辰幸, 遠藤 光夫, 羽生 丕, 吉野 邦英, 竹下 公矢, 滝口 透, 山崎 繁, 佐藤 康

東京医科歯科大学第1外科

 胃切除後例を含むびらん潰瘍型逆流性食道炎29例とachalasia 14例を対象として,主に内圧面から病態を検討し,その手術適応につき考察した.逆流性食道炎では食道の縦軸に沿って変化の広がるL型に比べ,食道胃粘膜接合部近傍に限局するM型で保存的治療効果が悪く,運動機能異常は食道炎の広がりに一致する傾向を示した.AchalasiaにおいてはX線や内圧検査成績が機能異常の程度を表し,術中内圧測定は各手術操作の意義を明らかにしていた.それぞれ8例および14例において外科的治療を行った.前者においては主にNissen法に,後者では主にJekler-Lhotka法に基づいて手術を施行したが,ともに内圧面からも機能の改善が認められ,外科的治療の有用性が示された.手術の安全性と治療効果の確実性および持続性からみて,またquality of lifeの観点からも,難治例においては積極的に手術を考慮すべきと考えられた.

索引用語
reflux esophagitis, achalasia, indication of surgical treatment

日消外会誌 23: 2482-2486, 1990

別刷請求先
河野 辰幸 〒113 東京都文京区湯島1-5-45 東京医科歯科大学第1外科

受理年月日
1990年6月13日

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