有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第23巻 第12号 1990年12月 [目次] [全文 ( PDF 474KB)]
症例報告

Crohn病手術症例9例の経験

長谷川 順一, 大口 善郎, 荻野 信夫, 福田 宏嗣, 松宮 護郎, 中場 寛行, 奥村 賢三, 越智 昭博, 大下 征夫, 小林 春秋男, 高尾 哲人

国立呉病院外科

 当院で経験したCrohn病手術症例9例の成績について検討した.初回手術例の手術理由は急性穿孔4例,膿瘍形成1例,狭窄3例,出血1例であった.手術術式は全例主病変から10 cm以内を切除断端とする小範囲腸切除を行った.術後症状再発は直死例1例を除く8例中4例に認められ,1例には2度の再手術を行った.本症例に対しては再手術の際short bowel syndromeを避けるため小腸の狭窄性病変に対してstrictureplastyを行ったが,後日同部に再発を認め,再々手術の際,切除を余儀なくされた.現在生存中の6例は術後観察期間が1年5か月~15年7か月と短いが全例就労可能となっている.
 Crohn病に対する手術は合併症に対する治療法であることを念頭において過度の侵襲を加えない術式を選択すべきである.

索引用語
Crohn's disease, surgical procedures, postoperative recurrence

日消外会誌 23: 2823-2827, 1990

別刷請求先
長谷川順一 〒543 大阪市天王寺区北山町10-31 大阪警察病院外科

受理年月日
1990年9月12日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会