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第24巻 第4号 1991年4月 [目次] [全文 ( PDF 506KB)]
症例報告

上腸間膜動脈瘤に対して内腸骨動脈グラフトを用いて血行再建を行った1例

島田 順一, 河内 秀幸, 塚本 賢治, 白方 秀二, 大賀 興一, 岡 隆宏

京都府立医科大学第2外科学教室

 上腸間膜動脈瘤はまれな疾患である.診断は困難であるが,術前に診断し,手術しえた1例を経験したので報告する.症例は51歳の男性で3か月前より下腹部痛を繰り返し当院に入院した.腹部血管造影検査で,上腸間膜動脈(superior mesenteric artery;以下SMA)根部に動脈瘤を認めた.手術はSMA動脈瘤切除術および内腸骨動脈グラフトを用いて同所性に血行再建術を施行した.あわせて血行再建術に伴う血流変化のモニタリングのため超音波血流計を用いて,SMA各分枝の血流を経時的に測定した.瘤の大きさは10 mm×15 mmで組織学的検査では動脈硬化性病変であった.本症例では血行再建に際し,遮断末梢側のrun off評価および腸管のviability判定に超音波血流計がきわめて有用であった.またグラフトの長期開存を期待して動脈グラフトを選択しており,今後検討したい.

索引用語
superior mesenteric artery aneurysm, transit-time doppler blood flow meter, internal iliac artery graft

日消外会誌 24: 1061-1065, 1991

別刷請求先
島田 順一 〒673 明石市鷹匠町1-33 明石市立市民病院外科

受理年月日
1990年12月12日

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