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第24巻 第8号 1991年8月 [目次] [全文 ( PDF 502KB)]
症例報告

5年前に下部胆管良性腫瘍と診断されていた胆管癌の1例

小林 建司, 安井 健三, 安江 満悟, 宮石 成一, 中里 博昭, 宮田 完志1), 石川 覚也1), 服部 龍夫1)

愛知県がんセンター消化器外科, 名古屋第一赤十字病院外科1)

 5年間臨床像がほぼ変わらず,さらにはいわゆる早期の下部胆管癌であった1例を経験した.症例は51歳の男性で主訴は心窩部痛.1985年総胆管切石術が施行された際,下部胆管の腫瘍が指摘された.そのときは生検の結果adenomaであり,患者の希望もあったので経過観察となった.今回1990年1月心窩部痛があり,諸検査の結果同部位の腫瘍が痛みの原因と診断され当院に紹介入院した.術前の生検では,一部異型度が強いpapillary adenomaと診断されたが,癌の可能性も否定できず,臨床症状があることから膵頭十二指腸切除を施行した.病理組織検査ではfibromascular layerに一部浸潤したadenocarcinomaであった.下部胆管腫瘍に対する術前診断と手術適応について考察した.

索引用語
slow growing adenocarcinoma of the distal bile duct, bile duct adenoma with severe atypia, indication of pancreaticoduodenectomy

日消外会誌 24: 2246-2250, 1991

別刷請求先
小林 建司 〒464 名古屋市千種区鹿子殿1-1 愛知県がんセンター消化器外科

受理年月日
1991年3月13日

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