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第24巻 第10号 1991年10月 [目次] [全文 ( PDF 479KB)]
症例報告

肝転移をきたした残胃平滑筋肉腫の1例

久保 章, 高橋 利通, 竹内 信道, 鈴木 良人

横須賀市立市民病院外科

 残胃平滑筋肉腫はきわめてまれな疾患で本邦で16例を数えるのみであり,肝転移をともなうものはこのうち3例である.
 症例は60歳,男性.主訴は心窩部痛で,5年前に胃潰瘍のため幽門側胃切除術を受けた.上部消化管造影,胃内視鏡検査,腹部超音波検査などで残胃粘膜下腫瘍,および肝転移と診断した.残胃全摘,膵体尾部・脾合併切除,リンパ節郭清,肝右葉部分切除を施行した.病理組織学的には残胃平滑筋肉腫,およびその肝転移であった.本症例でリンパ節転移は認められなかった.文献によれば残胃平滑筋肉腫16例中2例(12.5%)にリンパ節転移が認められ,リンパ節郭清の必要性が示唆され,術式も他臓器浸潤が疑われる場合は合併切除を施行する必要があると考えられた.

索引用語
leiomyosarcoma, residual stomach, liver metastasis of leiomyosarcoma

日消外会誌 24: 2574-2578, 1991

別刷請求先
久保 章 〒240-01 横須賀市長坂1-3-2 横須賀市立市民病院外科

受理年月日
1991年6月5日

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