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第24巻 第10号 1991年10月 [目次] [全文 ( PDF 489KB)]
特集

膵管非拡張慢性膵炎に対する手術適応と手術術式

平岡 武久, 金光 敬一郎, 神本 行雄, 宮内 好正

熊本大学第1外科

 膵管非拡張慢性膵炎については,その病態は明らかでなく,外科的対応についても,いまだ一定の見解が得られていない.そこで,膵管減圧手術が適応出来ないような主膵管径が6 mm未満で,術後2年以上経過した14例を対象とし,その手術適応と術式について検討した.対象症例14例は,7例の限局性病変群と7例のびまん性病変群の2群に大別出来た.限局性病変群は比較的良好な膵機能を有し,その限局性病変に対処することで術後良好な経過が得られた,びまん性病変群では,1例を除いて膵機能は荒廃しており,疼痛のみが手術適応で,膵管減圧手術の適応はなく,また広範囲膵切除もその侵襲度から考慮しがたい.そこで,われわれが考案した膵機能を出来る限り温存し,疼痛に対処しうる膵神経叢全切除術がその成績から推奨される.しかし,いまだ膵管非拡張慢性膵炎症例は少なく,さらに病態と治療について検討すべきである.

索引用語
surgical treatment for chronic pancreatitis, chronic pancreatitis without pancreatic duct dilation, complete denervation of the pancreas

日消外会誌 24: 2659-2663, 1991

別刷請求先
平岡 武久 〒860 熊本市本荘1-1-1 熊本大学医学部第1外科

受理年月日
1991年7月3日

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