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第24巻 第12号 1991年12月 [目次] [全文 ( PDF 480KB)]
症例報告

進行結腸癌とhamartomatous polypのadenoma様変化を認めたPeutz-Jeghers症候群の1例

大段 秀樹, 大城 久司, 山本 泰次, 田中 一誠, 稲垣 和郎, 住元 一夫, 前田 貴司, 檜井 孝夫

広島県立広島病院第1外科

 症例は47歳の男性で,便潜血陽性を指摘され当科に受診した.幼児期より口唇に色素斑を認め,25歳時に小腸ポリープによる腸重積のため小腸切除され,Peutz-Jeghers症候群(以下,P-J症候群)と診断されていた.家族歴では,母,兄,弟,甥がP-J症候群と考えられた.大腸内視鏡検査を施行したところ,大腸全体の多発性小ポリープ,横行結腸と上行結腸に径4 cmの有茎性ポリープ,S状結腸にBorrmann 2型様病変を認めた.手術はS状結腸切除術と可能なかぎりのポリペクトミーを行った.組織学的には,S状結腸腫瘍はmucinous carcinomaと診断された.切除ポリープは,すべてhamartomaであったが,横行結腸,上行結腸,直腸のhamartomatous polypにadenomaの混在が認められた.
 P-J症候群におけるhamartomatous polypに,異型性変化をとらえた報告例は少なく,その集計を加えて報告する.

索引用語
Peutz-Jeghers syndrome, adenomas, carcinomas

日消外会誌 24: 3037-3041, 1991

別刷請求先
大段 秀樹 〒734 広島市南区宇品神田1-5-54 県立広島病院第1外科

受理年月日
1991年9月4日

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