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第25巻 第1号 1992年1月 [目次] [全文 ( PDF 471KB)]
症例報告

超音波内視鏡で胃平滑筋芽腫が疑われた1例

木山 輝郎, 恩田 昌彦, 徳永 昭, 奥田 武志, 水谷 崇, 西 恵吾, 鳥羽 昌仁, 京野 昭二, 松倉 則夫, 山下 精彦, 野村 武夫, 浅野 伍朗**

日本医科大学第1外科, 第3内科, 第2病理**

 症例は胃集団検診で異常を指摘され,精査目的に入院した47歳,女性.胃内視鏡検査で胃体下部に山田II型の隆起性病変を認め,表面は正常粘膜におおわれた粘膜下腫瘍であった.超音波内視鏡では胃壁第4層に一致して大きさ1.8×1.2 cmの境界明瞭な腫瘤を認め,内部エコーは固有筋層よりやや高く,一部に低エコーの部分も伴っていた.胃内腔発育型の平滑筋芽腫を疑い,外科治療施行.開腹時,胃体下部に拇指頭大の腫層を触知,周囲への浸潤,リンパ節の腫脹はなく,術中迅速病理診断では良性病変と判断され,正常粘膜を含めた腫瘍摘出術を施行した.腫瘍の大きさは2.0×2.0×1.0 cmで,組織学的には核分裂像のない楕円形細胞の充実性増殖,核の近傍に透明帯を有する細胞の存在から,子滑筋芽腫と診断された.術前検査として超音波内視鏡が有用であった胃平滑筋芽腫の1例を報告する.

索引用語
submucosal tumor of the stomach, endoscopic ultrasonography, leiomyoblastoma

日消外会誌 25: 107-111, 1992

別刷請求先
木山 輝郎 〒113 文京区千駄木1-1-5 日本医科大学第1外科

受理年月日
1991年10月9日

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