有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第25巻 第1号 1992年1月 [目次] [全文 ( PDF 564KB)]
症例報告

同時発生した一卵性双生児の早期胃癌症例

水本 正剛1), 長岡 浩人2), 明石 英男1), 黒川 英司1), 国府 育央1), 飯原 啓介2), 大植 雅之2), 高見 康二2), 岸渕 正典1), 青木 行俊1), 森 浩志3), 岡野 錦弥4), 福永 正氣5), 八木 義弘5)

箕面市立病院外科1), 現大阪大学医学部第2外科2), 大阪医科大学第2病理学教室3), 箕面市立病院病理4), 順天堂大学浦安病院外科5)

 最近,われわれの経験した双生児症例は双方とも早期胃癌であった.このような報告は本邦のみならず,英文文献で検索したかぎりでは見当たらず,一卵性双生児両方にほとんど同時に早期胃癌が発見された恐らく世界で初めての報告であると考えられる.症例1は38歳女性.昭和62年3月某医大病院で早期胃癌と診断され,同外科で胃切除術を受けた.妹(症例2)はそれを知り,無症状ながら自ら胃精査を希望してわれわれの病院を受診した.胃ファイバースコープ検査で症例1と同部位に早期胃癌が見つかり,昭和62年6月当科で胃切除術を行った.両者とも胃癌は胃角部にあり,組織型は印環細胞癌であり,それぞれsm癌およびm癌であった.術後,両者のHLA検査,血液型の検査を行い,一卵性双生児の確認をした.すでに報告された一卵性双生児胃癌2症例とともに検討した.発癌と細胞性癌遺伝子との関連についての考察を行った.

索引用語
simultaneous occurrence of the gastric cancer, identical twins

日消外会誌 25: 112-116, 1992

別刷請求先
水本 正剛 〒562 箕面市萱野5-7-1 箕面市立病院外科

受理年月日
1991年10月9日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会