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第25巻 第7号 1992年7月 [目次] [全文 ( PDF 509KB)]
症例報告

巨大食道平滑筋肉腫の2切除例

松森 正之, 大久保 琢郎, 向井 友一郎, 築部 卓郎, 渡部 宜久, 大森 敏弘, 家永 徹也, 佐藤 洋, 笹田 明徳, 中村 和夫

神戸大学第2外科

 食道平滑筋肉腫はまれな疾患で文献的にはこれまで95例が報告されているにすぎない.最近,われわれは2例の巨大な食道平滑筋肉腫の手術切除例を経験したので報告する.症例1は39歳の男性,多発性の肝転移をともなった巨大な腫瘍であったが,手術を2期に分けて切除しえた.まず1回目の手術で右開胸により腫瘍が浸潤した右肺下葉を切除し,体位を変え左開胸開腹連続切開により1,500 gの腫瘍を切除した.食道再建は胃管により胸骨後経路で行った.2回目の手術は40日後に非定型的肝右葉拡大切除術を施行し肝の内側区,前下および後下区域の肝転移巣を切除しえた.術後経過は良好で20日後に退院したが,第1回目手術から1年2か月後に多発性縦隔および肝転移で死亡した.症例2は46歳男性,左開胸開腹連続切開により腫瘍が浸潤した左肺下葉と下部食道を切除した.腫瘍の重量は800 gであった.再建は空腸を間置し術後経過良好であり,現在術後3か月目になるが外来で経過観察中である.

索引用語
leomyosarcoma of the esophagus

日消外会誌 25: 1994-1998, 1992

別刷請求先
松森 正之 〒650 神戸市中央区楠町7-5-2 神戸大学医学部第2外科

受理年月日
1992年3月11日

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