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第25巻 第7号 1992年7月 [目次] [全文 ( PDF 474KB)]
症例報告

胆嚢カルチノイドの1例

篠崎 卓雄, 藤本 正博, 松川 俊一, 山口 聡, 橋本 聡, 林 徳真吉, 津田 暢夫

長崎県立島原温泉病院外科, 長崎大学医学部附属病院検査部病理

 49歳女性の胆嚢カルチノイド症例を報告する.腫瘍は8.3×6.3 cm大の充実性の腫瘤を形成し,病理組織学的に非定型的カルチノイド腫瘍と診断した.腫瘍細胞にはGrimelius染色陽性顆粒はみられなかったが,免疫組織化学的にはneuron-specific enolaseが陽性で,電顕標本で少数であるが神経内分泌顆粒が観察された.
 術中に肝多発転移が認められたため,固有肝動脈に動注用カテーテルを挿入・留置した.術後に5-FU,Adriamycin,Mitomycin Cをレジメンとする間欠的動注療法を行ったところ,転移巣の縮小効果が得られた.患者は担癌状態ではあるが,術後2年5か月経過した現在,生存中である.

索引用語
carcinoid tumor of the gallbladder, atypical tumor

日消外会誌 25: 2004-2008, 1992

別刷請求先
篠崎 卓雄 〒855 島原市下川尻町7895 長崎県立島原温泉病院外科

受理年月日
1992年3月11日

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