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第25巻 第7号 1992年7月 [目次] [全文 ( PDF 398KB)]
症例報告

膵ランゲルハンス島過形成の1例

坂入 隆人, 敷島 裕之, 塚田 守雄, 松村 道夫, 加藤 紘之, 田辺 達三

斗南病院外科, 北海道大学医学部第2外科

 膵ランゲルハンス島過形成は低血糖症状を呈する極めてまれな疾患である.今回,われわれが経験した1例に文献的考察を加えて報告する.
 症例は31歳の男性で意識消失発作を繰り返し入院.高インスリン血症の診断にて画像検査を行ったが異常所見認めず,percutaneous transhepatic portal vein catheterization(PTC)によるサンプリングにより膵体尾部にIRI値の上昇を認めた.そのため,画像上確認できないが膵体尾部にインスリノーマの存在を疑い膵体尾部切除術を施行した.病理組織学的に膵ランゲルハンス島過形成と診断され,術後2年経過するが低血糖発作の症状もなく病変が完全摘出されたものと思われる.膵の切離線の決定にあたり,術前PTCによるサンプリング,術中hyperglycemic reboundの確認が有用であった.

索引用語
hyperplasia of the islet cells of Langerhans, hypoglycemia

日消外会誌 25: 2014-2017, 1992

別刷請求先
坂入 隆人 〒060 札幌市中央区北1条西6丁目 斗南病院外科

受理年月日
1992年2月12日

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