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第25巻 第10号 1992年10月 [目次] [全文 ( PDF 534KB)]
特集

手術侵襲による生体反応としての蛋白,エネルギー代謝動態の変動と栄養管理の効果

田代 亜彦, 山森 秀夫, 西沢 正彦, 真島 吉也, 中島 伸之

千葉大学第1外科

 侵襲下におけるエネルギーおよび蛋白代謝動態の変動と,栄養管理がこれに与える影響を検討した.
 食道癌,胃・大腸手術症例46例にグリセロール代謝回転,間接熱量測定,血中FFA,ケトン体を測定したところ,侵襲下では脂肪の分解・合成・再合成,エネルギー消費量が亢進していた.同じく61例につき15N gly定速静注法で全身蛋白代謝回転を測定したところ合成,分解とも侵襲が大きくなると増加した.以上エネルギー消費量,蛋白エネルギー基質の代謝回転は侵襲の大きさと比例して亢進した.
 胃・大腸手術52例をアミノ酸1.0,1.5,2.0 g/kg/d投与する3群に分け,同38例を30%および21%BCAAを投与する2群に分け,また食道癌手術12例をヒト成長ホルモン(HGH)24 IU/d投与する群と非投与群に分けて検討したところ,アミノ酸の増量,高濃度BCAA投与,HGH投与の蛋白代謝改善効果を認め,いずれも蛋白代謝が活発となり特に合成の増加が著明であった.

索引用語
whole body lipolytic rate, whole body protein turnover rate, indirect calorimetry

日消外会誌 25: 2574-2579, 1992

別刷請求先
田代 亜彦 〒260 千葉市中央区亥鼻1-8-1 千葉大学医学部第1外科

受理年月日
1992年7月6日

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