有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第26巻 第7号 1993年7月 [目次] [全文 ( PDF 555KB)]
原著

胃癌予後因子としてのリンパ節転移個数と胃癌取扱い規約リンパ節転移程度分類との比較

市倉 隆, 冨松 聡一, 上藤 和彦, 大草 康, 藤野 啓一, 猪川 弘嗣, 玉熊 正悦

防衛医科大学校第1外科

 胃癌のリンパ節転移を予後因子として評価する場合,転移陽性リンパ節の個数と現行取扱い規約の分類(規約n分類)のいずれがより重要であるかを検討する目的で,治癒切除または相対非治癒切除術が行われた進行胃癌426例を対象として,両因子をそれぞれ層別して生存率を分析した.その結果,(1)転移リンパ節の個数による生存率の差を検討すると,0~4個(A群),5~12個(B群),13個以上(C群)の3群に分類するのが妥当と思われた.(2)n1(+)ではA-B,A-C群間に,n2(+)ではA,B,C各群間に有意な生存率の差がみられ,n3,4(+)でも同様の傾向にあり,転移個数による生存率の差は明瞭であった.(3)A群ではn(-),n1(+),n2(+)の間にまったく生存率の差はなく,またB,C群でも規約n分類による明らかな生存率の差はみられなかった.以上の成績より,予後因子としては,リンパ節転移個数の方が規約n分類より優れていると考えられた.

索引用語
gastric cancer, prognostic factor, number of metastatic lymph nodes, nodal stage according to the general rules for the gastric cancer study

日消外会誌 26: 1963-1968, 1993

別刷請求先
市倉 隆 〒359 所沢市並木3-2 防衛医科大学校第1外科

受理年月日
1993年2月10日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会