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第26巻 第8号 1993年8月 [目次] [全文 ( PDF 460KB)]
症例報告

肝原発腺扁平上皮癌の1切除例

北角 泰人, 下松谷 匠, 高橋 康嗣, 堀内 哲也, 増田 靖彦, 谷川 允彦, 村岡 隆介, 林 信成

福井医科大学第2外科, 同 放射線科

 肝原発腺扁平上皮癌の1例を経験した.症例は48歳の女性で,心窩部痛と背部痛を主訴に来院し,諸検査により肝内胆管癌と診断され,当科に入院した.バイオポンプ使用下に,拡大肝右葉切除を施行した.術後3か月目に残肝再発をきたし,その1か月後に死亡した.病理学的には,腫瘍は右前区域に存在し,腺癌,扁平上皮癌の両者および両者の移行像が認められた.
 肝原発腺扁平上皮癌は1971年にPianzolaらが最近の報告をして以来現在まで24例の報告がある.肝における扁平上皮癌の発生母地については諸説があるが,腺癌の扁平上皮化生説が有力とされている.本例においても胆管癌より扁平上皮癌が発生したと考えられた.

索引用語
cholangioma, adenosquamous carcinoma of liver

日消外会誌 26: 2212-2216, 1993

別刷請求先
北角 泰人 〒651 神戸市中央区上筒井通り6-2-43 神戸逓信病院外科

受理年月日
1993年4月14日

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