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第26巻 第9号 1993年9月 [目次] [全文 ( PDF 489KB)]
症例報告

嚢胞液中および開窓術後の血中CA19-9が高値を呈した巨大肝嚢胞の1例

福重 寛, 永渕 幸寿, 武田 成彰, 大里 敬一

産業医科大学第1外科

 肝右葉の巨大嚢胞に対し1/3 deroofingによる開窓術を実施した.術前血中carbohydrate antigen 19-9(CA19-9)は,37.8 U/mlとわずかながら高値を示し,嚢胞液中のCA19-9は135,400 U/mlと高値であった.術後血中CA 19-9濃度が438.0 U/mlまで上昇したが5か月後に正常化し,術式の関与が示唆された.抗CA19-9モノクロナール抗体を用いた免疫組織学的検索で,CA19-9産生部位は嚢胞上皮であった.肝嚢胞性疾患における嚢胞穿刺液中のCA19-9測定の臨床的意義はいまだ明らかではなく,本症例においても良性肝嚢胞であったが,著しい高値を呈した.

索引用語
liver cyst, tumor marker CA19-9, deroofing

日消外会誌 26: 2338-2342, 1993

別刷請求先
福重 寛 〒807 北九州市八幡西区医生ケ丘1-1 産業医科大学第1外科

受理年月日
1993年5月11日

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