有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第27巻 第5号 1994年5月 [目次] [全文 ( PDF 572KB)]
症例報告

進行胃癌に隣接し絨毛状発育を呈した早期胃癌の2例

阪本 研一, 後藤 明彦, 多羅尾 信, 市橋 正嘉, 角 泰廣

羽島市民病院外科

 進行胃癌と隣接し絨毛状発育を呈したきわめてまれな早期胃癌を2例経験したので報告する.症例1は食欲低下を主訴とする65歳の男性で,胃体下部から前庭部小彎側に5.0×5.0 cm大のBorr. 2型胃癌を認め,さらに隣接して2.0×2.0 cm大の絨毛状病変を認めた.症例2は吐血を主訴とする78歳の男性で,胃体下部後壁に5.0×5.0 cm大のBorr. 4型胃癌を認め,さらに隣接して4.0×3.0 cm大の絨毛状病変を認めた.2例とも進行胃癌は深達度ssγの低分化型腺癌で,絨毛状病変は肉眼的にも組織学的にも大腸vi1lous adenomaに類似した構造を有する高分化型腺癌で深達度はmであった.症例1は両病変の組織学的連続性を認めず多発癌と診断し,症例2は両病変は接してはいるが境界が明瞭なため衝突癌と診断した.

索引用語
villous-appearing gastric cancer, early gastric cancer, multiple gastric cancers

日消外会誌 27: 1065-1069, 1994

別刷請求先
阪本 研一 〒500 岐阜市司町40 岐阜大学医学部第1外科

受理年月日
1994年1月12日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会