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第27巻 第8号 1994年8月 [目次] [全文 ( PDF 438KB)]
卒後教育セミナー

胆嚢胆管におけるlaparoscopic surgeryの手技と適応

北野 正剛

大分医科大学第1外科

 腹腔鏡下手術は胆石症に対してはいまや第1選択といえる.その手技の要点は出来るだけ良好な視野のもと総胆管を損傷しないよう胆嚢壁に沿って切離を進めることである.視野確保には斜視型の腹腔鏡が有用である.腹腔鏡下胆嚢摘出術の自験例564例の成績では開腹術への移行は10例(1.7%)で術前DICにて胆嚢が描出されなかった108例中では8.0%を占めていた.その内訳は高度癒着4例,胆嚢動脈よりの出血1例,総胆管損傷1例,胆嚢癌4例であった.術後合併症のため開腹を行った症例は腸間膜血管よりの出血1例,総胆管損傷1例,肝硬変症例における肝床部出血1例の計3例であった.総胆管結石症例20例では術前ESTによる切石8例,Tチユーブ挿入6例,経胆嚢管的切石3例,総胆管1次閉鎖およびCチューブ挿入3例であった.Tチューブ挿入例では術後約1か月の入院が必要であったが,経胆嚢管的切石とCチューブ挿入例では低侵襲手術の利点が得られた.

索引用語
laparoscopic surgery, gallstone, common bile duct exploration

日消外会誌 27: 2049-2053, 1994

別刷請求先
北野 正剛 〒879-55 大分郡挾間町医大ケ丘1-1 大分医科大学第1外科

受理年月日
1994年6月8日

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