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第27巻 第9号 1994年9月 [目次] [全文 ( PDF 528KB)]
症例報告

小腸ポリープに悪性化をきたしたPeutz-Jeghers症候群の1例

久米 真, 米沢 圭, 東 久弥, 森 茂, 米山 哲司, 二村 学, 山本 秀和, 白子 隆志, 岡本 亮爾, 横尾 直樹

高山赤十字病院外科

 小腸ポリープ107個中2個に悪性化を認めたPeutz-Jeghers症候群(以下,PJ症候群)の1例を経験したので報告する.症例は25歳の男性.7歳時,口唇指趾の色素沈着と直腸ポリープを認めPJ症候群と診断された.1990年7月4日腸重積発作を起こし,緊急開腹術を施行し小腸のほぼ全長にわたるポリープの存在を確認した.1991年2月19日開腹下内視鏡的ポリープ切除術を施行した.小腸の2箇所より内視鏡を挿入し径約5 mm以上のポリープ107個をすべて摘出した(このうち1個のみ小腸切開下に摘出).組織学的にその大部分はPeutz-Jeghers Polypの典型像を呈していたが,内2個(径26 mm,7 mm)の表層に一部癌化を認めた.PJ症候群は悪性化の危険性を有する.自験例からポリープの径にかかわらず予防的にすべてのポリープを摘出すべきであることが示唆された.摘出には開腹下内視鏡的ポリープ切除術が有用であった.

索引用語
peutz-Jeghers syndrome, carcinoma in the intestinal polyp, endoscopic polypectomy under laparotomy

日消外会誌 27: 2181-2185, 1994

別刷請求先
久米 真 〒506 高山市天満町3-11 高山赤十字病院外科

受理年月日
1994年5月11日

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