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第28巻 第3号 1995年3月 [目次] [全文 ( PDF 494KB)]
症例報告

術前胆道大量出血に対し動脈塞栓術とピトレッシン動注にて止血しえた肝門部胆管癌の手術例

野口 浩平, 谷村 弘, 山上 裕機, 杉本 恵洋

和歌山県立医科大学消化器外科

 肝門部胆管癌の診断にてPTCD施行後,突然下血をきたし,ショック状態となった53歳の男性に対し,緊急血管造影で肝門部腫瘤近傍に発生した肝動脈瘤から総胆管へのextravasationを認めたことより,hemobiliaの原因が診断できた.右肝動脈よりTAEを施行したが完全に止血できず,翌日2回目のTAEを施行後に胃十二指腸動脈よリピトレッシン0.2単位/分にて24時間持続動注することによって止血できた.全身状態の改善を待って肝左3区域切除・膵頭十二指腸切除を施行した.TAEおよびピトレッシン持続動注は患者に与える侵襲も少なく,血管造影による診断に引き続いて施行できるので,外科的止血困難な胆道出血に対しては非常に有効な治療法である.

索引用語
hemobilia, transarterial embolization, bile duct cancer

日消外会誌 28: 714-718, 1995

別刷請求先
野口 浩平 〒640 和歌山市7番丁27 和歌山県立医科大学消化器外科

受理年月日
1994年11月9日

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