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第29巻 第3号 1996年3月 [目次] [全文 ( PDF 488KB)]
症例報告

長期生存が得られた脾臓原発悪性リンパ腫の1例

館花 明彦, 福間 英祐, 加納 宣康, 山川 達郎

帝京大学附属溝口病院外科

 脾臓原発悪性リンパ腫はまれな疾患である.症例は52歳の男性,心窩部痛を主訴に近医を受診し,上部消化管造影にて胃粘膜下腫瘍と診断され,当院に紹介入院した.精査にて胃粘膜面には問題なく,脾臓に腫瘍を認めた.脾臓原発悪性腫瘍を疑い手術を施行した.腫瘍は脾門部から突出し胃体部および膵尾部への浸潤所見を認め,脾摘胃全摘出術および膵尾部合併切除を行った.病理組織学的に悪性リンパ腫,diffuse mediumsized typeと診断された.脾臓原発悪性リンパ腫は極めて予後が不良といわれているが,自験例は化学療法を加え,術後4年を経過した現在も再発の徴候はみられていない.
 脾臓原発悪性リンパ腫に対しては積極的に脾臓摘出術を施行し,可能であるならば適切な補助化学療法を追加するべきである.

索引用語
primary splenic malignant lymphoma, tumor of the spleen, malignant lymphoma

日消外会誌 29: 761-765, 1996

別刷請求先
館花 明彦 〒213 川崎市高津区溝口74 帝京大学付属溝口病院外科

受理年月日
1995年11月15日

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