有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第29巻 第8号 1996年8月 [目次] [全文 ( PDF 499KB)]
症例報告

胆嚢原発小細胞癌の2例

山田 哲司, 八木 真悟, 藤岡 重一, 土田 敬, 龍沢 泰彦, 宇野 雄祐, 北川 晋, 中川 正昭

石川県立中央病院一般消化器外科

 胆嚢小細胞癌は比較的まれな腫瘍で本邦では18例が報告されているにすぎない.われわれは2例の本疾患を経験したので報告する.1例は直腸癌の手術既往のある81歳の男性で,胃癌手術時に偶然胆嚢癌が発見され,治癒手術が施行された.胆嚢癌,多発早期胃癌,大腸癌の3重複癌症例であり,術後27か月の現在生存中である.他の1例は80歳の女性で,胆嚢穿孔による汎発性腹膜炎手術時に胆嚢癌が発見された.治癒手術が施行できず,術後67日で死亡した.胆嚢小細胞癌は癌取扱い規約では未分化癌に分類されるが,早期に遠隔リンパ節に転移しきわめて予後不良であるが,化学療法の併用で長期生存の可能性もあると思われた.

索引用語
small cell carcinoma, gallbladder carcinoma, undifferenciated carcinoma

日消外会誌 29: 1807-1811, 1996

別刷請求先
山田 哲司 〒920 金沢市南新保ヌ-153 石川県立中央病院一般消化器外科

受理年月日
1996年3月6日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会