症例報告
星状神経節ブロックが有効であった胃切除後ダンピング症候群の1例
澤田 公任, 澤田 正志
星ガ丘沢田医院
66歳の男性.7年以上前から毎朝食後,胃切除後ダンピング症候群で悩んでいた.主な症状は動悸,脱力感,惓怠感,時としてその後の深い眠りなどがあり15分位続いた.各種薬物療法,食事療法,運動療法などはほとんど無効であった.1995年12月18日,右側に星状神経節ブロック(SGB)を行った.効果は劇的で翌日の朝食後は全く症状がなく快適な朝を過ごした.この日,さらに左側のSGBを追加した.効果はその後10週間以上続いている.
索引用語
dumping syndrome, stellite Ganglion Block
日消外会誌 29: 2127-2130, 1996
別刷請求先
澤田 公任 〒023 水沢市星ガ丘町5-22 星ガ丘沢田医院
受理年月日
1996年6月12日
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