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第30巻 第3号 1997年3月 [目次] [全文 ( PDF 1114KB)]
原著

胃癌患者の予後因子―多変量解析による検討―

岡島 一雄

国立がんセンター中央病院外科, 大阪医科大学一般・消化器外科教室

 胃癌患者の予後因子を,国立がんセンターで切除した6,540例を対象に単変量解析(累積生存率)と多変量解析(Cox比例ハザードモデル)で検討した.選択した23因子は性を除き5年生存率で有意差を示し,重要な予後因子と考えられた.しかし,Spearman相関係数による独立性の検討,stepwise法による多変量解析の妥当性の検討により11因子が除外された.残った年齢,性,深達度,リンパ節転移,肝・腹膜転移,最大腫瘍径,占居部位,INF,リンパ管侵襲,静脈侵襲,リンパ節郭清,切除断端の12因子の多変量解析で,最も重要な予後因子は深達度(ハザード比:4.62)で,2位リンパ節転移(3.63),3位年齢(2.07),4位肝・腹膜転移(1.91),5位リンパ節郭清(1.58)であった.30年間の予後因子の順位変動では,1位深達度,2位リンパ節転移は不動で,肝・腹膜転移は3位から4位に順位が下がり,年齢とリンパ節郭清は順位を上げていた.

索引用語
gastric cancer, prognostic factor, multivariate analysis

日消外会誌 30: 700-711, 1997

別刷請求先
岡島 一雄 〒672 姫路市飾磨区三宅2-36 姫路中央病院外科

受理年月日
1996年10月9日

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