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第30巻 第4号 1997年4月 [目次] [全文 ( PDF 282KB)]
特集

直腸絨毛腺腫内癌に対する局所切除術

日比 健志1) 2), 野垣 正樹2), 伊藤 勝基1), 高木 弘1)

名古屋大学医学部第2外科1), 野垣病院2)

 低位直腸の進行癌以外の腫瘍に対する治療は,機能の温存と治療の根治性を保つことが要求されている.我々は,103例の直腸絨毛腺腫内癌に対し局所切除術を行い,その成績を検討した結果,局所再発症例は7例あり,いずれも局所の再切除にて再々発は認めなかった.よって直腸絨毛腫瘍は,可動性良好で術前検査で早期癌と考えられるものは,大きさに関係なく局所切除を初回治療とすべきであると考える.しかし切除標本の病理検査でsm癌で,しかも脈管侵襲を認めるものに対しては,機能温存の根治術を含めた後療法を考慮する必要があると考えている.いずれにせよ,術後のフォローアップは重要であり,定期的な内視鏡検査は勿論であるが,直腸の場合は直腸指診も簡便かつ効率の良い検査法として特記すべきものと考えられる.

索引用語
villous tumor, rectal cancer, local excision

日消外会誌 30: 941-943, 1997

別刷請求先
日比 健志 〒466 名古屋市昭和区鶴舞65 名古屋大学医学部第2外科

受理年月日
1996年12月11日

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