有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第30巻 第11号 1997年11月 [目次] [全文 ( PDF 462KB)]
原著

胃癌における総肝動脈幹リンパ節転移とその郭清の意義

小棚木 均, 伊藤 正直, 菊池 俊樹, 吉岡 年明, 今 博, 柳田 龍一, 小山 研二

秋田大学医学部第1外科

 総肝動脈幹リンパ節((8))の郭清が胃癌の治療成績向上にどの程度関与しているかを明らかにするため,進行胃癌症例712例から,(8)転移の臨床的特徴を求めた後,(8)転移例の治癒切除率や再発率をretrospectiveに検討した.そして,標準手術(D2)に含まれる(8)郭清の意義を考察した.(8)転移例は100例(14.0%)であった.(8)転移例では(3)転移や(6)転移などを高率に合併するが,(3)転移例や(6)転移例が(8)転移を合併する頻度は少なく,(8)転移と他のリンパ節転移の関連はなかった.対象の大部分においては転移のない(8)の郭清であった.(8)転移例のうち治癒切除例は52例であり,そのうち無再発5年生存例は13例であった.この(8)郭清によって転移巣が摘除されて生存した13例が対象に占める割合は1.8%,根治度AとBに限っても2.5%ときわめて少なく,(8)郭清を標準手術としていることへの再検討が必要と考えられた.

索引用語
lymph node metastasis in gastric cancer, metastasis to node along the common hepatic artery, dissection of node along the common hepatic artery

日消外会誌 30: 2154-2158, 1997

別刷請求先
小棚木 均 〒010 秋田市本道1-1-1 秋田大学医学部第1外科

受理年月日
1997年6月11日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会