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第31巻 第3号 1998年3月 [目次] [全文 ( PDF 444KB)]
症例報告

軟骨形成を伴う胆嚢癌肉腫の1例

藤社 勉, 遠藤 秀彦, 佐藤 武彦, 八島 良幸, 佐藤 孝

岩手県立釜石病院外科, 岩手医科大学第2病理学教室

 胆嚢癌肉腫は比較的まれな疾患であると言われている.症例は72歳男性.主訴は右季肋部痛で,腹部超音波検査にて胆嚢内腔に不整形の腫瘤を認めたため当院に紹介された.胆嚢癌の診断のもとに,拡大胆嚢摘出術を施行した.病理組織学的には,腺癌と紡錐形細胞肉腫の間に移行像を認め,その内部に異型性の強い軟骨細胞を認めた.免疫組織学的検索により,真の癌肉腫といわゆる癌肉腫の鑑別を試み,軟骨形成を伴ういわゆる癌肉腫と診断した.胆嚢癌肉腫は本邦で約50例が報告されたにすぎないまれな疾患である.その概念においては論争の絶えないところであり,若干の文献的考察を加え報告した.

索引用語
carcinosarcoma of gallbladder, chondrosarcoma

日消外会誌 31: 875-879, 1998

別刷請求先
藤社 勉 〒026-0055 釜石市甲子町第10地割483-6 岩手県立釜石病院外科

受理年月日
1997年11月5日

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