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第31巻 第8号 1998年8月 [目次] [全文 ( PDF 604KB)]
原著

特発性血小板減少性紫斑病に対するハーモニック・スカルペルとエンドカッターを用いた腹腔鏡下脾臓摘出術

袖山 治嗣, 花崎 和弘, 若林 正夫, 五十嵐 淳, 中田 伸司, 川村 信之, 宮崎 忠昭

長野赤十字病院外科

 特発性血小板減少性紫斑病10症例に腹腔鏡下脾臓摘出術を施行した.最近の5症例には,頭側高位の右側臥位でハーモニック・スカルペル(LCS)を用いて胃脾間膜などの切離を行い,最後にエンドカッターで脾門部を一括処理する術式を施行した.1例は出血のため開腹に移行したが,他の4例では出血のコントロールも容易であり,平均手術時間は1時間37分で従来の腹腔鏡下脾臓摘出術5例の平均3時間10分より有意に短時間で開腹手術と同様であった.術後経過も順調で,重篤な合併症も経験しなかった.本術式は特発性血小板減少性紫斑病症例に対する優れた術式であると考えられた.

索引用語
laparoscopic splenectomy, Harmonic Scalpel, idiopathic thrombocytopenic purpura

日消外会誌 31: 1857-1861, 1998

別刷請求先
袖山 治嗣 〒380-8582 長野市若里1512-1 長野赤十字病院外科

受理年月日
1998年4月22日

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