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第31巻 第9号 1998年9月 [目次] [全文 ( PDF 526KB)]
臨床経験

腹腔鏡下胆嚢摘出術における術中超音波検査の有用性

佐原 博之, 長谷川 泰介, 村山 茂美, 瀬島 照弘, 瀬戸 啓太郎, 秋山 高儀, 斎藤 人志, 高島 茂樹

金沢医科大学一般消化器外科

 腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)は,良性胆嚢疾患に対する胆嚢摘出術の標準術式となっているが,合併症も少なからず報告されている.そこでLCにおける胆道系の解剖学的位置関係の把握と胆道系病変の術中精査を目的に,腹腔鏡下超音波検査(LUS)を行い,その有用性について検討した.対象はLC時にLUSを施行した69例である.水浸法での胆嚢管剥離前後および胆嚢管剥離後の水浸法とバルーン法によるLUSの胆道系の描出率を比較した.水浸法による三管合流部の描出は,胆嚢管剥離前では47%で,描出されても不明瞭な例が多くみられた.一方,胆嚢管剥離後では描出は容易で1例を除く全例に明瞭な描出が可能であった.胆嚢管剥離後の水浸法とバルーン法の比較ではバルーン法の方が容易で良好な画像が得られ,ビデオカメラ画像との対比も容易であった.LCをより安全に施行するために,LUSによる三管合流部を中心とした胆道系の解剖学的位置関係の確認が有用であると思われた.

索引用語
laparoscopic cholecystectomy, laparoscopic ultrasonography, prevention of injury to the bile duct

日消外会誌 31: 2033-2037, 1998

別刷請求先
佐原 博之 〒920-0265 石川県河北郡内灘町大学1-1 金沢医科大学一般消化器外科

受理年月日
1998年5月19日

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