有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第31巻 第10号 1998年10月 [目次] [全文 ( PDF 618KB)]
特集

松山における胃癌診療の特徴

栗田 啓, 久保 義郎, 佐伯 俊昭, 横山 伸二, 棚田 稔, 多幾山 渉, 高嶋 成光

国立病院四国がんセンター外科

 松山市にある国立病院四国がんセンターにおける早期胃癌治療の現況について報告する.陥凹主体のM癌では,長径が10 mm以下で潰瘍廏痕が無い分化型癌で内視鏡下粘膜切除(以下EMR)を適応とし,それ以外のもの,20 mm以下の病巣に対して,術中N(-),n(-)を条件に腹腔鏡下あるいは開腹下胃局所切除,それをこえるものに対してはpor以外でD0胃切除,porでD2胃切除を行っている.隆起主体のM癌に対しては,20 mm以下でEMR,それをこえるものに対しては胃局所切除,残胃の高度の変形をきたすようであればD0胃切除を行っている.内視鏡部で施行したEMR 149例中5例に癌の遺残,再発がみられた.開腹下胃局所切除を17例に施行し,術後に5例にsm層にわずかに癌浸潤が認められた.腹腔鏡下胃局所切除を35例に施行,sm1が7例,sm2が3例,sm3が1例にみられた.早期胃癌の術式の適応は流動的で議論の余地を残している.

索引用語
early gastric cancer, endoscopic mucosal resection, wedge gastrectomy

日消外会誌 31: 2146-2151, 1998

別刷請求先
栗田 啓 〒790-0007 松山市堀之内13 国立病院四国がんセンター外科

受理年月日
1998年7月22日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会