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第31巻 第12号 1998年12月 [目次] [全文 ( PDF 420KB)]
症例報告

回腸腸間膜静脈瘤からの消化管出血を来したWilson病の1例

奥山 裕照, 岩田 辰吾, 小浜 和貴, 田中 仁, 橋田 裕毅, 中村 吉昭, 牧 淳彦, 高林 有道

田附興風会医学研究所北野病院外科

 回腸腸間膜静脈瘤を原因として消化管出血を来したWilson病の1例を経験した.症例は28歳の女性.19歳時よりWilson病と診断され,小康状態であった.ところが平成8年12月13日より突然下血を繰り返したため,平成8年12月16日,精査目的に入院となった.血管造影(上腸間膜静脈相)にて右卵巣静脈とシャントを形成する回腸腸間膜静脈瘤を認め,その部位からの出血と診断し,腸間膜静脈瘤を含む回腸部分切除術を施行した.既往歴に虫垂切除術があり,腸間膜静脈瘤の発生に関与したと考えた.Wilson病を基礎疾患とする異所性静脈瘤の報告例は本邦初でまれであり報告した.

索引用語
ileal varices, mesenteric varices, Wilson's disease

日消外会誌 31: 2364-2368, 1998

別刷請求先
奥山 裕照 〒530-0026 大阪市北区神山町13-3 北野病院外科

受理年月日
1998年9月16日

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