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第32巻 第1号 1999年1月 [目次] [全文 ( PDF 38KB)]
卒後教育セミナー

切除以外の治療―特にステンティングなど―

池田 靖洋

福岡大学第1外科

 胆管癌に対する切除以外の治療法として,ステンティングを中心に述べた.ステンティングの手技は胆道へのアプローチ法により,経皮経肝的胆管内瘻術と内視鏡的胆管ドレナージ術に分類される.どちらの手技を選択するかは,おのおのの特徴を熟知した上で,病態に応じて決定すべきである.ステントにはプラスティック製のtube stent(TS)と金属製のexpandable metallic stent(EMS)の2種類がある.両者を比較するとTSはcloggingが生じやすく,開存期間は短いが,安価で交換が容易である.一方,EMSは開存率がTSに比べて良好であり,複数本を留置できることや胆管分枝などを閉塞しない利点を有している.しかし,高価で,抜去が困難であり,内腔への腫瘍増殖は再閉塞の主因となっている.ステントを長期間開存させるために,各種の併用療法が行われ,とくに放射線+温熱療法併用群で治療効果が認められた.今後,局所制御に有効な併用療法を行えば,予後の向上が期待できる.

索引用語
bile duct cancer, biliary endoprosthesis, expandable metallic stent

日消外会誌 32: 75-79, 1999

別刷請求先
池田 靖洋 〒814-0133 福岡市城南区七隈7-45-1 福岡大学医学部第1外科

受理年月日
1998年11月13日

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