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第32巻 第4号 1999年4月 [目次] [全文 ( PDF 48KB)]
特集

予後,QOLよりみた膵癌の至適治療

剣持 敬, 浅野 武秀, 中郡 聡夫, 貝沼 修, 長谷川 正行, 神宮 和彦, 小林 進, 中市 人史, 落合 武徳

千葉大学第2外科

 教室では,膵癌に対し拡大リンパ節郭清,isolation method+門脈合併切除を導入し,拡大手術を推進してきた.教室膵癌切除例99例を対象と予後,QOLからみた膵癌の至適治療につき検討した.膵頭部癌切除例の検討ではD2郭清群はD1郭清群に比較し生存日数,在宅生存日数の延長が得られた.門脈合併切除により有意に局所再発率は低下した.しかしながら,stage IVb例では郭清度,根治度に関わらず予後不良であった.肝転移対策としてのisolation methodは肝転移抑制,予後向上に寄与しなかった.膵頭部癌に対する再建術式としては,栄養状態,膵機能の面でPDに比較しPpPDが優れていた.stage IVa以下の膵癌に対しては再建術式をPpPDとする積極的な拡大手術を,stage IVb症例では,QOLを考慮した治療法を選択すべきと考える.

索引用語
pancreatic cancer, quality of life, prognosis

日消外会誌 32: 1103-1106, 1999

別刷請求先
剣持 敬 〒260-0856 千葉市中央区亥鼻1-8-1 千葉大学医学部第2外科

受理年月日
1999年1月27日

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