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第32巻 第11号 1999年11月 [目次] [全文 ( PDF 91KB)]
症例報告

十二指腸に嵌頓した胃底部平滑筋肉腫の1例

高山 智燮, 島野 吉裕, 山口 晃, 中野 博重

天理市立病院外科, 奈良県立医科大学第1外科

 胃の腫瘍性病変が十二指腸に脱出して幽門を閉塞するball valve syndromeのなかで,胃底部に発生した平滑筋肉腫によるものは極めてまれである.今回,我々は胃底部に発生し,十二指腸に脱出,嵌頓した胃平滑筋肉腫の1例を経験したので報告する.症例は65歳の女性.7年前より同腫瘍を指摘されていながら手術を拒否し続けていたところ,突然腹痛,嘔気,嘔吐,発熱にて発症し,超音波検査にて胃腫瘍の十二指腸嵌頓と診断され手術を施行した.嵌頓した腫瘍を用手的に整復した後,腫瘍を含めた胃部分切除を行った.切除標本の病理診断は胃平滑筋肉腫であった.術後経過良好にて,術後23日目に退院.約4年後の現在も再発の徴候はみとめない.

索引用語
leiomyosarcoma of the stomach, intussusception, ball valve syndrome

日消外会誌 32: 2548-2552, 1999

別刷請求先
高山 智燮 〒634-0813 橿原市四条町840 奈良県立医科大学第1外科

受理年月日
1999年5月25日

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