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第33巻 第3号 2000年3月 [目次] [全文 ( PDF 80KB)]
症例報告

肝およびリンパ節転移を認めた十二指腸乳頭部カルチノイドの1手術例

長谷川 繁生, 鈴木 晃, 坂井 庸祐, 大塚 聡, 鈴木 久美子, 亀山 仁一, 荒井 茂

山形県立日本海病院外科, 同 病理

 症例は37歳の女性で,糖尿病の治療を目的に内科に入院したが,肝機能障害を指摘された.精密検査で,十二指腸乳頭部に長径約4cmの隆起性病変を指摘された.生検にてカルチノイドの診断をえて手術を施行した.手術時に肝S4に直径5mm大の腫瘍が2個存在し,迅速病理組織診断でカルチノイドの転移の診断であった.手術は,膵頭十二指腸切除術および肝転移巣の摘出術を施行した.術後の病理診断で,肝転移以外にも13a,bおよび17aのリンパ節に転移が認められた.自験例は術後2年1か月経過した現在,再発がなく生存中である.本症は極めてまれであり,しかも,我々の検索した限りでは,同時性に肝転移およびリンパ節転移がみられた症例は本邦では他に報告がなかった.

索引用語
carcinoid tumor of the Vater's papilla, liver metastasis of carcinoid tumor, pancreatoduodenectomy

日消外会誌 33: 342-346, 2000

別刷請求先
長谷川 繁生 〒998-8501 酒田市あきほ町30 山形県立日本海病院外科

受理年月日
1999年11月30日

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