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第33巻 第4号 2000年4月 [目次] [全文 ( PDF 116KB)]
症例報告

Vater乳頭部癌と副乳頭カルチノイドが共存した1例

渡邊 常太, 西崎 隆, 若杉 健三, 高橋 郁雄, 小野原 俊博, 石川 哲大, 松坂 俊光, 久米 一弘, 山本 一郎

松山赤十字病院外科, 同 病理部

 我々はVater乳頭部癌と副乳頭カルチノイドが共存した症例を経験したので報告する.症例は66歳の女性.主訴は心窩部痛.上部消化管内視鏡検査にてVater乳頭部に露出腫瘤型の隆起性病変を認め乳頭部癌と診断され,幽門輪温存膵頭十二指腸切除術(以下,PpPD)を施行した.術後病理検査にてVater乳頭部に径12×10mmの腺癌と副乳頭に径4×4mmのカルチノイド腫瘍を認めた.リンパ節転移はみられなかった.このためVater乳頭部癌に対してPpPDを行い,術前診断されなかった副乳頭カルチノイドに関しても治癒切除を得た.退院後 2 年 6 か月再発の徴候はみられていない.我々の検索しえた範囲ではVater乳頭部癌と副乳頭カルチノイドが共存する症例はこれまでに報告なく,極めて貴重な症例と考えられたので報告する.

索引用語
carcinoma of papilla of vater, carcinoid tumor, accessory papilla

日消外会誌 33: 482-486, 2000

別刷請求先
渡邊 常太 〒790-0826 松山市文京町1 松山赤十字病院外科

受理年月日
1999年12月22日

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