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第33巻 第8号 2000年8月 [目次] [全文 ( PDF 100KB)]
症例報告

転移性胆嚢悪性黒色腫の1例

杉原 重哲, 上村 晋一, 小林 広典, 生田 義明, 金子 隆幸, 江上 哲弘

社会保険下関厚生病院外科

 症例は43歳の男性で,上腹部痛を主訴に来院した.腹部超音波検査で胆嚢頸部および体部に約8 mm大の隆起性病変を認めた.腹部CT検査では胆嚢に造影効果を有する隆起性病変を認めた.ERCPでは胆嚢は造影されなかった.胆嚢癌も否定できない胆嚢ポリープの診断で腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.切除標本では胆嚢頸部から体部にかけて8か所に2~5 mm大の黒色のpolypoid lesionを認め,病理組織診断では悪性黒色腫であった.早急に全身検索を行ったところ頭皮に15 mm大の悪性黒色腫を認め,胆嚢病変は転移巣と判断した.また,頭部CT上,脳にも5 mm大の転移巣を認めた.Cisplatin-decarbazine-vincristine併用化学療法を施行したが,10か月後死亡した.

索引用語
malignant melanoma, gallbladder metastasis

日消外会誌 33: 1516-1519, 2000

別刷請求先
杉原 重哲 〒750-0061 下関市上新地町3-3-8 社会保険下関厚生病院外科

受理年月日
2000年4月26日

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