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第33巻 第9号 2000年9月 [目次] [全文 ( PDF 87KB)]
症例報告

切除しえた転移性膵腫瘍の3例

石榑 清, 川瀬 義久, 金住 直人, 大島 健司, 小竹 克博, 粕谷 英樹, 澤田 憲朗, 野浪 敏明, 原田 明生, 中尾 昭公

名古屋大学第2外科

 症例1は55歳の男性.頭蓋内のhemangiopericytic meningiomaを手術された後,頭蓋内,肝,肺,頸椎に再発を繰り返したがすべて切除されてきた.初回術後18年目に膵体部に転移を認め,膵分節切除術を施行した.2年6か月後に全身への多発転移で死亡した.症例2は79歳の男性.11年前に直腸癌で直腸切除術,8年後に肺転移にて右肺中葉切除術を施行されていた.今回CEAの上昇を機に膵体部に転移が見つかり膵体尾部切除術を施行した.術後1年2か月,癌性腹膜炎で死亡した.症例3は39歳の男性.背部のleiomyosarcomaを切除して2年後に上腹部痛が出現し,腹部CTで膵頭部に転移を認めた.膵頭十二指腸切除術を施行し,術後11か月の現在肺再発があるが生存中である.転移性膵腫瘍の診断,治療にあたっては,原発巣の特徴を考慮に入れてすすめることが重要である.

索引用語
metastatic tumor in pancreas

日消外会誌 33: 1686-1690, 2000

別刷請求先
石榑 清 〒466-8550 名古屋市昭和区鶴舞町65 名古屋大学医学部第2外科

受理年月日
2000年6月28日

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