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第33巻 第10号 2000年10月 [目次] [全文 ( PDF 138KB)]
原著

Gastrointestinal stromal tumor 12例の免疫組織化学的検討

上田 順彦, 根塚 秀昭, 山本 精一, 吉光 裕, 礒部 芳彰, 竹下 八洲男

舞鶴共済病院外科, 金沢社会保険病院外科

 Gastrointestinal stromal tumor(GIST)の免疫組織化学的検索の臨床的意義と問題点を明らかにすることを目的として広義のGIST 12例を検討した.悪性度の判定は腫瘍径と核分裂度により3段階に分類した.Grade Iのnormal cellular typeの3例は固有筋層と同様の染色態度を示した.その他の9例ではvimentinとCD34の染色性は固有筋層と比較して増加した.また,grade Iのuncommitted typeの2例は悪性度が低いことを考慮に入れて判定すると,免疫染色所見から分化度が低い腫瘍であると考えられた.一方,grade II,IIIの中のcombined typeの2例とα-SMA3(+),desmin3(+)のsmooth muscle type 1例は分化した細胞を発生母地とした腫瘍と考えられたが,免疫染色所見のみでは悪性度の判定はできなかった.以上よりGISTの免疫染色所見は悪性度の基準を明確にした上で判定することにより,はじめて臨床的評価が明らかになると考えられた.

索引用語
gastrointestinal stromal tumor, immunohistochemical staining of GIST, classification of GIST, differentiation of GIST, malignant potential of GIST

日消外会誌 33: 1737-1743, 2000

別刷請求先
上田 順彦 〒625-8585 舞鶴市字浜1035 舞鶴共済病院外科

受理年月日
2000年6月28日

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