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第34巻 第3号 2001年3月 [目次] [全文 ( PDF 80KB)]
症例報告

膵・胆管合流異常に合併した胆嚢adenomyomatosisの3例

中村 慶春1), 江上 格1), 吉岡 正智1), 和田 雅世1), 山村 進1), 前田 昭太郎2), 細根 勝2), 内田 英二3), 田尻 孝3), 恩田 昌彦3)

日本医科大学付属多摩永山病院外科1), 同 病理2), 日本医科大学第1外科3)

 膵胆管合流異常(以下,合流異常)と胆嚢adenomyomatosis(以下,ADM)の合併例の報告は,現在までに28例認められる.われわれは1986年以降,合流異常60例中ADMの合併例を3例経験した(内1例は既報例).症例1は合流異常と戸谷IVa型の胆道拡張に合併した48歳の女性,症例2,3はともに胆管非拡張型の合流異常に合併した36歳の男性,14歳の女性であり,3例ともgeneralized type(以下,G型)のADMであった.自験例を含めた30例について検討したところ,合流異常を伴わないADMと比べ,若年発症(平均年齢36.3歳)で女性に多く(男/女:9/21),ADM型としてはG型が73.7%を占め,胆石の合併が少ないという特徴を有していた.また,合流異常の形態でも膵管型(90.5%),胆管非拡張型(78.6%)が圧倒的に多く,上記特徴と合わせ双方の因果関係を示唆するものと考えられた.

索引用語
adenomyomatosis of the gallbladder, pancreaticobiliary maljunction

日消外会誌 34: 229-233, 2001

別刷請求先
中村 慶春 〒206-8512 東京都多摩市永山1-7-1 日本医科大学付属多摩永山病院外科

受理年月日
2000年11月29日

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