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第34巻 第4号 2001年4月 [目次] [全文 ( PDF 69KB)]
特集

手術リスク評価法E-PASSによる内視鏡外科の評価

芳賀 克夫 , 池井 聰, 片淵 茂, 水谷 純一, 平野 祐一, 西岡 涼子

国立熊本病院外科

 【目的】手術リスク評価法E-PASSを用いて,腹腔鏡下手術(LS)の侵襲度を術後合併症発生の観点から評価した.【方法】予定LS症例1,754例で,術後合併症発生率,在院死亡率,術後在院日数,入院治療費,E-PASSの手術侵襲スコア(SSS),総合リスクスコア(CRS)を開腹手術(OS)と比較検討した.【成績】術式別にSSSを検討すると,全般的にLSはOSより著明に低値を示した.LS全体の術後合併症発生率は3.0%,在院死亡率は0%であったが,これはCRSから予測される術後合併症発生率および死亡率にほぼ一致した.LSおよびOSを含めた症例で,CRSは術後合併症の重症度や入院治療費と有意な正の相関を示した.LSはOSと比べ,CRSが小さく,入院治療費も低く,術後合併症があった場合でも軽症のものが多かった.急性胆嚢炎の胆摘症例で,LSの術後在院日数はOSより有意に短く,術後合併症の発生率も低かった.Stage Ia胃癌の幽門側胃切除症例でLSとOSを比較すると,同様の結果が得られた.【結論】LSは低侵襲であり,high risk患者にも積極的に適用すべきである.

索引用語
laparoscopic surgery, complication, E-PASS

日消外会誌 34: 375-380, 2001

別刷請求先
芳賀 克夫 〒860-0008 熊本市二の丸1-5 国立熊本病院外科

受理年月日
2000年12月19日

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