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第34巻 第11号 2001年11月 [目次] [全文 ( PDF 116KB)]
症例報告

食道癌術後の脾臓転移を切除した1例

長谷川 修三, 稲田 繁充, 古藤 剛, 高山 成吉, 成富 一哉, 関 克典, 二見 喜太郎, 有馬 純孝

福岡大学筑紫病院外科

 下部食道癌治癒切除術後,脾転移をきたし切除しえたきわめてまれな1例を経験したので報告する.症例は77歳の男性,下部食道癌の診断にて食道亜全摘術.リンパ節郭清術(D2)施行:Lt,1pl+IIb(中分化型扁平上皮癌),M0,pN1,pT3,pStag IIIであった.術後14か月,腹部超音波検査にて脾臓に2.5×2.1cmの低エコー腫瘤を認めた.CT,MRI,血管造影の所見より脾臓転移の診断にて脾臓摘出術を施行した.病変は厚い被膜を有し内部に壊死を伴った4.0×3.5cmの腫瘍で,組織学的に中分化型扁平上皮癌であったことより,食道癌術後脾臓転移と確診した.また脾門部リンパ節には転移はみられなかったが,同部の小血管内に腫瘍結節を認め,転移経路は血行性が示唆された.術後4か月目に全身皮膚転移が出現.5か月目に肺炎を併発し死亡した.

索引用語
esophageal cancer, splenic metastasis

日消外会誌 34: 1587-1590, 2001

別刷請求先
長谷川 修三 〒818-8502 筑紫野市俗明院377-1 福岡大学筑紫病院外科

受理年月日
2001年7月30日

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