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第34巻 第11号 2001年11月 [目次] [全文 ( PDF 125KB)]
症例報告

臀部腫瘤が初発症状であった直腸原発gastrointestinal stromal tumorの1例

澤田 重吾, 岡崎 誠, 山村 順, 川崎 靖仁, 大鶴 実, 小早川 清, 安田 青兒, 林 祥剛

神戸掖済会病院外科, 神戸大学第1病理学教室

 Gastrointestinal stromal tumor(GIST)は近年提唱された新しい概念であるが,最近報告が散見されるようになってきた.消化管のどこにでも発生しうるが,特に胃,十二指腸,空腸に多く見られる.直腸は比較的珍しく,現在まで本邦で11例が報告されているにすぎない.考察を加えて報告する. 症例は62歳の男性で,臀部腫瘤を主訴に来院した.4か月経過観察していたが,急速な増大傾向を認めたため摘出術を施行した.摘出後約3週間で同部に再び増大傾向を認め,諸検査より直腸原発管外発育型のGISTと考え,直腸切断術を施行した.術後病理検査の各種免疫染色にてGISTと確定診断した.臀部腫瘤を初発症状とした直腸原発GISTの報告は見られなかった.臀部腫瘤を診察する上で注意すべき病態と考えられた.

索引用語
GIST, buttock tumor, rectal tomor

日消外会誌 34: 1685-1689, 2001

別刷請求先
岡崎 誠 〒655-0004 神戸市垂水区学が丘1-21-1 神戸掖済会病院外科

受理年月日
2001年6月26日

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