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第35巻 第1号 2002年1月 [目次] [全文 ( PDF 103KB)]
症例報告

膵頭十二指腸切除後の難治性膵液瘻に対し非観血的内瘻術にて治癒した1例

谷口 史洋, 相川 一郎, 松田 哲朗, 津田 知宏

蘇生会総合病院外科

 膵頭十二指腸切除後の膵液瘻はいまだ治療に難渋する合併症である.今回,我々は難治性膵液瘻に対して非観血的に内瘻化し良好な結果が得られたので報告する.症例は73歳の女性,胆管癌の診断で,幽門輪温存膵頭十二指腸切除を施行した.術後1週目に膵空腸吻合部より膵液瘻を生じたが,自然治癒し退院した.しかし,退院後2か月目に膵液瘻が再燃し,再入院となった.瘻孔造影では,しばらくは空腸が造影されず,再手術も考慮したが,空腸への膵液流出路が確保できたので,局所麻酔下に瘻孔を通してendoprosthesisを膵管と空腸を橋渡しする形で留置し内瘻化した.
 経過は良好で内瘻化後より4週目に退院し,1年5か月後の現在,元気に社会復帰している.

索引用語
pancreatic fistula, interventional internal drainage, pancreaticoduodenectomy

日消外会誌 35: 58-62, 2002

別刷請求先
谷口 史洋 〒612-8473 京都市伏見区下鳥羽広長町1 蘇生会総合病院外科

受理年月日
2001年9月19日

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